20180107

2017年仕事まとめ(その1)。WORKS in 2017. vol1/ MAKO.pen&paper

おかげさまで2017年も無事に生き延びることができました。お仕事をいただいて、何かしら制作して、そのお礼としてお金をいただいて、そのお金でまだ次の仕事の為の画材を買って、日々の生活(家賃を払って食材買ってお風呂に入って)を支えて、そうして今の私があります。

2018年新しい年のお仕事は壁画制作から始まります。ドンドンドーーーンと、続けざまに3つ。

2017年の11月12月は壁画の為の下準備をひっそり静かにすすめておりました…。壁をつくること、は、とても嬉しい依頼です。これまでお仕事として積み重ねてきた「絵」を描くことと、大学大学院と勉強してきた「建築」の世界が少しづつ絡まりはじめてきたような気がするからです。


今まで自分がしてきたこと、続けてきたこと。一見バラバラに見えるあれこれ、(私の中ではどれも繋がっているけれど外から見るとバラバラなんだろうなというものごと)が、結びつき始めてきているようです。実際の仕事依頼というかたちになることはとても嬉しいことです。 もっともっと…というのが本音です。糸を縒って太くて丈夫な紐をつくっていくように…、ひとつひとつを深めながらも、それぞれを関係させて撚り合わせていくことで、より強固で柔軟な提案や表現にいきつけるんじゃないかなぁ。

昨年2017年1年間に私がしてきたお仕事、制作したものについてを書き出して並べてみようと思います。「絵・Sketch」「建築・Architecture」「植物・Plants」「ライブ・Live」そして「WANDERLUST(ワンダラスト)」 がキーワードとなりそうです。

注1)ただ羅列して紹介することとなりそうです。系統立ててまとめて紹介するには時間がかかりすぎてしまいます。記憶の新しい2017年12月から遡ります。

注2)全てを紹介できるわけではありません。秘密のご依頼、プライベートな贈り物、などはそのご依頼の性格上、公にはできません。また、昨年取り組んだお仕事のなかには様々な都合により頓挫してしまったものや、お蔵入りしてしまったもの、わたしの力不足で最後までかかわることができなかったもの等もあります。(その度になかなかツライおもいをしました。ほんとは見せたい絵もたくさん…)

注3)何日かのブログ記事にわけての紹介となりそうです。もしお時間ありましたら、ぜひ全てをごらんください。

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2017年通年・連載

【まつもと古市】


まつもと古市(ふるいち)は、長野県松本市の城下町で開催される、古道具、骨董、がらくた、海外アンティークなど、幅広いジャンルの古いものが集まる蚤の市です。2015年4月を第一回とし、毎月開催。 私はほぼ毎回会場に立ち、「スケッチ・ドキュメンテーション」を行っています。ドキュメンテーション=記録。つまり「スケッチ・絵」で場の雰囲気、人々の様子を「記録する」ということです。描いた絵で、次回のフライヤーをつくったり、WEBサイトのイメージをつくっています。

まつもと古市 WEBサイト <http://matsumotofuruichi.com/>


【大人の名古屋】
「巻頭エッセイ わたしと名古屋」 の挿絵を描かせてもらっています。
名古屋ゆかりの作家さん達によるリレーコラム、毎度ちがった「名古屋」の顔がみられておもしろい記事です。



【八ヶ岳DAYS】
柳生博さんの連載「柳生博の気楽に始める八ヶ岳二地域居住」の挿絵を描かせてもらっています。



【傳田真央さんへの贈り物】
歌手の傳田真央さんのファンの方(デンダリアン♪)からのご依頼で、ライブ会場にお花+手描きのカードを贈っています。
花:flumina flumira
手描きのカード: MAKO.pen&paper

傳田真央 さん WEBサイト <http://dendamao.com/>

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2017年12月 December

【平野珈琲】 (長野県長野市)

開店1周年記念イベントとして、「スケッチ・ドキュメンテーション」を行いました。お店にきたお客さんを次から次へと絵に描き込んで、一枚の大きな絵にしあげました。


2017年12月 31日と2018年最初の営業日と二日にまたいで完成…。大きな紙に、細いペンでちまちま根気よく描き込み続けました。なかなか肩の凝る作業で大変…でもそのしつこいペンのラインがクセになるような見応えのある絵にしあがったと自負しております。平野珈琲さんに行って実物をみ見てほしいなぁ。

平野珈琲  facebook <https://www.facebook.com/hiranocoffeenagano/>



 【キタムラヴィンヤード】  (長野県坂城町)
  
シャインマスカットジュース とナガノパープル ジュースのエチケット(ラベル)を描かせてもらいました。2014年にはじめて描かせてもらって以来、毎年ラベルの絵を描き下ろしています。

 葡萄100%でつくるジュースは、その年の葡萄の味をダイレクトにつたえるため、毎年ちがう味にしあがるのです。あの年のジュースは…って語ることができるって、まるでワインのよう。だからこそ、毎年ちがうエチケット(ラベル)が必要となるのです。贅沢なジュースです。お値段も少し高価なのですが、それでもジュースのファンになってくれる方が年々増えているようで…とても嬉しいです。2017年12月7日オンラインショップでの販売開始がfacebookでも告知されるやいなや注文が続き…なんと12月17日にはシャインマスカットジュース完売だそう。



2本のジュースを並べると繋がる絵…物語が隠れているのですが、その紹介はまたの機会に…(葡萄ジュースの絵の物語をつたえるイベントをひらこうと企画中です)。

キタムラヴィンヤード WEBサイト <http://nagano-budou.com/index.html>
キタムラヴィンヤード facebook  <https://www.facebook.com/Kitamuravineyard/>

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2017年11月 November

【AZEKURA】

WEBサイト、ならびにカタログ(パンフレット)のイメージを描きました。
絵:真子 MAKO.pen&paper
WEBデザイン:雨宮澪
文章:松田朕佳

LOG SPEC(株式会社 ログスペック)さんが新たに立ち上げたプロジェクト「AZEKURA-キットでつくる縄文モダンなログハウス」のためのコンセプトスケッチです。


「自然素材を巧みに用い、自然を味方につけて共存した縄文時代。
竪穴式住居に住むほどストイックにはなれないけれど、それでも自然と共に暮らしたい。
電気も使うし、水道も欲しい。
 ログハウスは、木を積み上げただけの原始的な工法「校倉造り」です。
そんな古来の工法を、現代の日本の生活様式に合わせてアレンジしました。
次世代へ繋げられるよう、持続可能な木の家づくりを目指しています。」
 というAZEKURAの想いをつたえるため「暮らし方」が想像できるような絵です。


さらに、一軒づつ紹介するためのパースや図面をイラストで。建築士や専門家でなくとも想像しやすいような絵本のような図面を描きました。4軒の家にはそれぞれ年代も性格もちがう暮し手たちが、のびのびと時間を過ごしています…4つの家族の様々な物語を想像しながら描いています。

AZEKURAは、長年ログハウスの施工に携わってきた日本人大工が日本人のために考え抜いて生まれたログハウスキットです。実績のある方のプロジェクトですが、AZEKURAは新しいブランドなので、まだ実際の建物は立ち上がっておりません。そんななか、写真なくイラストだけでプロジェクトを紹介するという思い切った挑戦です。2017年11月15日(水)~17日(金)東京ビッグサイトで開催された「ジャパンホームショー2017」で紹介されました。

AZEKURA WEBサイト <https://www.azekura.life/>




*2017年仕事まとめ(その2)に続く…

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